BUMP OF CHICKEN「アリア」で感じた無償の愛

※広告を含む記事です

今回は日本のロックバンド:BUMP OF CHICKENの「アリア」という曲に関して書かせていただきます。

BUMP OF CHICKEN「アリア」基本情報

作詞・作曲:藤原基央

編曲:BUMP OF CHICKEN

2016年8月17日に配信限定シングルとしてリリース。のちに2019年7月10日に発売されたアルバム「aurora arc」に収録される。(レーベル:トイズファクトリー)

TBS系ドラマ「仰げば尊し」主題歌。

BUMP OF CHICKEN「アリア」の歌詞で感じた祖母の愛情

これはあくまで私個人が感じたことなのですが。


BUMP OF CHICKENのシングル「アリア」にはサビにかけて以下のような歌詞があります。

僕らはお揃いの服を着た 別々の呼吸 違う生き物 

見つけたら 鏡のように 見つけてくれた事

触ったら 応えるように 触ってくれた事

何も言えなかった 何を言えなかった


この歌詞から2人の繋がりや愛情を歌っているように感じるのですが、私が強く感情を揺さぶられたのが

見つけたら 鏡のように 見つけてくれたこと

の部分なのです。


これは一見お互いが求めあった時に運命的に同じタイミングで見つけられたという風に受け取れるのですが、私は少し違った受け取り方をしました。


この歌詞に出てくる2人の内1人が自分自身だった場合、ふと相手を見ると鏡のように目が合います。

この時、私は相手と同じタイミングで目が合ったとは感じませんでした。

どういうことかと言いますと、相手はずっとこちらを見てくれていたのです。私が相手を見ていない時も、ずっと。

だからこそ、私が見た時に目が合ったのです。当然ですね。相手はずっと私を見ていてくれていたのですから。


こんな無償の愛を相手は私に向けてくれていてくれたのです。


この時に私は祖母の顔が思い浮かびました。

子供の自分が自由気ままに遊び、ふと祖母を見ると目が合う。祖母はずっと私を見ていてくれていた。

でも子供の私はそのことに気付きもしなかった。


それをこの「アリア」が気付かせてくれたのです。

私はこの「アリア」を聞くたびに胸が熱くなります。もう会えない祖母を想って。



そんな「アリア」は次のように締めくくられます。

笑うから 鏡のように 涙がこぼれたよ

一度でも 心の奥が 繋がった気がしたよ

冷えた手が 離れたあとも まだずっと熱い事

見つけたら 鏡のように 見つけてくれた事

あの日 君がいた あの日 君といた

何も言えなかった 忘れたくなかった

本来「アリア」に込められた意味とは違うかもしれない

BUMP OF CHICKENの「アリア」の歌詞において、相手のことは「君」と表現しています。

そのため、本来この「アリア」に込められた意味としては相手と自分は同じくらいの立場の人なのかもしれません。

ですので私が思い浮かべた自分と祖母との関係とは少し異なるようにも感じます。


しかし、私はそれでも構わないと思っています。

大事なのはまず「自分」と「曲」との繋がりです。

友達や恋人との関係を結ぶのにその人の親がその人に込めた想いを考えて付き合わないのと同じことです。

(もちろん、藤原さんがどのような想いでこの曲を書いたのかを想像するのも素敵なことですけどね。)


「自分」と「曲」との間に何が生まれるか。それはそれぞれ異なってくるかと思います。

あなたはこの「アリア」とどのような繋がりを持つでしょうか。

BUMP OF CHICKEN「アリア」by YouTube

BUMP OF CHICKEN「アリア」を購入できるダウンロードサービス

●レコチョク
登録なしで購入可能な音楽ダウンロードサービス!

BUMP OF CHICKEN「アリア」byレコチョク